伝承の格花床飾りのためのしつらいは、軸物の幅や床の幅によってことなるが、およそ床の幅の三分の一あたり、奥行きは床の框から壁までの奥行きの等分線上よりややおくに花台の等分線が来るように配置する。四角い空間の床に掛軸や道具がおかれ、いけばなが置かれる。掛軸の絵や書を身切らないように枝は撓められ床の間や掛軸の方形にたいして唯一曲線をなします。また花台花器も花器が角であれば花台は丸いものと対照の変化をつけ、また香炉などろ合わせるときも銅器であれば陶器を配するといった室の変化のある、陰陽和合の理を演出工夫妙味として、床の間のしつらいとして鑑賞するものとして育ったのが江戸期の生花(格花)なのでしょう。
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