京都御室御所仁和寺に伝わる御室流の格花、正風三才の花形の七本活けを現代空間に合わせ、 季節の花を主体にした略式の格花です。 この現代格花の活け方の特徴は、 ●異なった種類の植物を何種も組み合わせ伝承の形「く」の字の鱗型にいける。 ●花ものを主材とするので、小さなスペースに活けることができます。 ●器も抹茶碗やどんぶり、菓子鉢のような大きさの器を自由に使用でき、色鮮やかに楽しめます。 ●花も七種を扱い,季節との出会いを楽しめる遊び心で活けることもできます。 ●江戸時代に伝わる格花が基本ですから活ける技の習得ができます。 簡易的にいえば日本のいけばなの技術論、花の取り合わせ論・・・の凝縮されたいけばなといえるでしょう。 ■現代格花の特徴に挙げられるのが、飾る場の自由性です。格花は床の間の華として育って伝承されてきましたが、そのために今日では飾る場を失い、活ける人も少なくなってきました。この伝承の格花を今日に、そして飾る場の自由性・・・ 取り合わせの自由性・・・いろいろな制約除いた楽しいいけばなの様式として創作します。 格花の形「く」の字の形をした鱗型の形により、体、裏添、体添、相、相添、用、控の七つの役枝に季節の花をくみあわせていきます。 たとえば、例題として、体にアイリス、裏添にデンファーレ,用に菜の花、控にアネモネ、相にフリージャ、体添にキンギョソウ、などを 取り合わせたら、春の季節をいっぱい頂いた格花になります。 楽しく、そして格調もあり、さらに器は織部の抹茶碗というのはいかがでしょうか。 また、クリスマスには、綿の木を、ベルをとつかっての楽しい花にもなります。 飾る場も玄関に置き台を置いて、いつも何もない玄関がもてなしの空間にとなっていきます。 七種飾りの現代格花は、飾る場の自由性を持った格式「和の美」のいけばなです